彦之丞の日記

レトロゲームは面白いが、そんなに価値は高く無いはず

エストポリス伝記(SFC)

エストポリス伝記3部作の1作目。今回初プレイ。

際立った特徴の無い、無難で遊びやすいオーソドックスなRPG

なお、残念ながら3作目は未発売の模様。

 

発売当時はストーリーが評価されていた作品だったと思うけど、

今プレイすると、こぢんまりとした印象が拭えない。

世界が滅びるかどうかの大事を、おつかいクエストの延長線で

割とあっさり解決したような感じ。

主人公達は比較的しっかりと描かれているものの、それ以外の

キャラや国の動向などの描かれ方が非常に薄味なせいかと。

 

あと、エンカウント率がやや高い。常識の範囲ではあるけど。

そのため、隅々まで探索する際に、逃げずに敵を倒していけば

自然とレベルが上がっていくので、終始サクサク進む。

ボス戦も補助魔法をしっかりと使えば、苦労しない。

この辺りも、作品全体のあっさりした印象に寄与している。

 

総じて、初心者向けのライトなRPGといった感じ。

難易度の高いダンジョンもないし。

シリーズ1作目としては正解なつくりだと思う。

 

装備に重さが設定されていたり、戦闘用のアイテムが豊富かつ

有用だったり、他のRPGと比べて面白いと感じる点もある。

BGMも曲数自体は多くないけど、良い感じ。

 

中古価格を調べたら、箱説ありで8,000円前後。高い。

個人的な感覚でいうと、1,500円くらいなら出しても良い。

ちなみに、ヘルプ機能があるので箱説なしでも困らない。

 

大技林での点数は22.7点。

超有名RPGと比べると低めだけど、それも含めて納得の点数。

第2次スーパーロボット大戦(FC)

ガンダム、ゲッター、マジンガーなどの有名なロボットが共演する

シミュレーションロールプレイングゲームのシリーズ第2作目。

DC戦争シリーズとしては、記念すべき第1作目。

開発がウィンキーソフト時代の、いわゆるウィンキースパロボ

 

オリジナルのストーリーや、キャラクター同士のかけあい、さらには

説得で仲間になる敵役など、原作とは一味違った展開が楽しめます。

魔装機神サイバスターも本作で初登場。

 

一方で、今回はシリーズおなじみのパイロットの乗せ替えや機体改造、

武器改造が無いので、不遇な機体が不遇なまま。

最後までサイバスターは紙装甲だし、ZZガンダムは鈍重。

 

攻略的には、途中離脱しない各ユニットをまんべんなく成長させるか、

主力となるνガンダムZガンダム、ゲッター、マジンガーを集中的に

成長させるかすれば、適当な力押しでも何とかなる感じ。

 

中古価格を調べたら、箱説ありで3,000円前後。

登場作品が好きかどうかで大きく左右されるけど、500~1,000円くらい

なら出しても損は無いかと。ストーリー数は少なめですが。

 

大技林での点数は21.4点(30.0点満点)。

スパロボシリーズが好きな私からすれば、納得の点数。

えりかさとるの夢冒険(FC)

隠しメッセージで有名なメルヘンチックアドヴェンチャーゲーム。

2人プレイで楽しむことを前提とした珍しい作品。

 

子どもの頃にワゴンセールで手に入れたけど、全5章のうち2章しか

クリアできなかったので、今回、大人の力でリベンジしてみました。

 

が、ほぼノーヒント&コマンド総当たり系のゲーム性なのに、

2人の主人公を切替えながら「えりか」「さとる」「2人一緒」の

3パターンで試す必要があるという仕様に阻まれ、4章途中で力尽き、

たびたび攻略サイトの力を借りるという情けない結果に。

 

攻略サイトのおかげで、あっという間にクリアできました(当然)。

 

しかし、1人プレイだと、主人公の切替えが本当に面倒でした。

そのうえ、ところどころで完全なノーヒントなのが本当に極悪。

試行錯誤で何とかするというより、全部試す力業でしかクリアが

できないので、とにかく時間がかかる。

少ないボリュームを仕様で強引に水増ししたのかと疑いたくなる。

当時、これをクリアできた子どもは何人いたのでしょうかね…

 

中古価格を調べたら、箱説なしで1,500円前後。

個人的な感覚でいうと300円くらいが妥当。

 

大技林での点数は18.6点(30.0点満点)。

1人プレイしただけの実感としては、もう少し低くて良い。

快傑ヤンチャ丸1~3(FC)

アイレムによる忍者系(剣劇系?)2Dアクションゲーム。

3まで発売され、1は業務用からの移植で残機制、2と3はライフ制。

 

1から3までの各作品ともに、ユーモラスで独特なボスが特徴。

また、1から3までの各作品で、主人公の様相が全然違うのも特徴。

本当に別のゲームかと思えるくらいに違う。

 

難易度は子供向で、繰り返し挑戦して慣れれば短時間でクリア可能。

ボスも明確なパターンがあるので、全体的に簡単な印象。

特に2は、忍術のようなものが使えるので、道中も簡単。

 

中古価格を調べたら、箱説なしで1が2,000円前後、2が4,000円前後。

そして3が20,000円前後……高すぎるって。何か間違ってない?

希少価値とかなんだろうけど、内容的にはそこまでの価値ないのでは。

今はもっと面白い作品、たくさんありますよ?

個人的な感覚でいうと、1と3は500円、2は300円くらいが妥当。

 

大技林での点数は1が19.0点、2が18.5点、3が17.5点(30.0点満点)。

納得のいく点数。

A Tiny Sticker Tale(PC)

おそらく子供向けのパズルゲーム。

Amazon GamesでPrime会員なら無料取得できるのでプレイ。

 

内容は、シールブックをゲームにしたもの。

正直、それ以上でもそれ以下でもない。

操作性はストレスを感じないし、グラフィックは良い。

ただ、謎解き要素は大人には簡単すぎる程度のもの。

サクサク進み、作業感もないけど、達成感もあまりない。

シールのコンプリートも簡単で、ボリュームもそれほどでは

ないので、1~2時間あれば全てクリア可能。

コンプリートの特典などがあれば、もう少し楽しかったかな。

 

NintendoSwitchだと1,500円するようですが、個人的には高い。

その価格だと、そこそこ上等なシールブックが買えちゃう。

やり込み要素もないので、300円くらいなら買って良いのでは。

貝獣物語(FC)

パス、あう、わかれるというコマンドを使用することで、4人の

主人公を自由な順番で冒険させることができるのが特徴のRPG

ソフトに地図とかフィギュアとかが付属しているのも特徴。

 

最初期のレベリングがかなり大変で、所持できるアイテムの数も

少ないことから序盤が山場。

きちんとレベルをあげて装備を整えれば、それまで苦戦していた

モンスターを簡単になぎ倒すことができるようになるので、序盤

さえ乗り越えれば、後はほとんど苦労しない。

 

得られる経験値が少ないので、早々に合流して4人行動するより

序盤はできるだけ1人ずつ、中盤~終盤は2人ずつで進めた方が

安定してレベルが上がるので、楽に進められる。

レベルさえ上がれば、必要なのはソフトに付属している地図だけ。

後は、ラストダンジョン突入時の悪魔の罠(1対1の戦闘が続く)

を何とかできれば、有名な「ヤドカリ戦法」で楽々クリア可能。

 

(その悪魔の罠も、「ラッキーベル」というアイテムを駆使すれば

簡単に何とかなるので、実はレベルを上げなくてもクリア可能。)

 

あと、貝獣が可愛い。

戦闘中に「まもり」を選ぶと貝に籠るのが何とも言えない。

ファミコン中期のソフトなので、セリフがあまり仕込まれていない

ためか、アイテムを渡した途端に冷たい反応をするNPCも面白い。

 

中古価格を調べたら、箱説なしで1,500円前後。

そして、箱説と付属品ありなら10,000円前後。

いやいや。なんでそんな値段になるのか理解できない。

NintendoSwitchのナムコットコレクションなら330円で購入できる

訳なんですが……

個人的な感覚でいうと、完品でも1,000円くらいが妥当。

地図と密書が付属していないなら、中古を買う価値は無いと思う。

 

大技林での点数は24.7点。

個人的には思い出補正もあって名作RPGなので、納得の高得点。

がんばれゴエモン外伝1・2(FC)

コナミによる超有名アクションゲームのRPG版。

 

ゴエモンに加えて、エビス丸やヤエちゃんなどの仲間も登場する

作品で、ファミコンでは1と2が発売されています。

相変わらず、和風で独特な世界観、グラフィックとBGMが秀逸。

敵キャラクターのアニメーションも豊富で楽しい。

 

ただ、昔のRPGにありがちな要素として、レベリングが必須。

そして、エンカウント率が結構高めなうえ、雑魚の体力も高め。

1はとにかく物理で殴るのが主になるので、ちょっとダレる。

2の後半は上手く道具を使用することで、楽に処理できるけど、

本質はあまり変わらない。

それでも、スパークキセルとじごくぶえには本当に助けられた。

 

個人的な問題点は、1も2も補助系の魔法(術)が優秀すぎて、

最序盤以外のボス戦が全く盛り上がらないこと。

簡単にボスの攻撃が通らなくなるので、ボス戦が単なる作業。

ラスボスも同様なのだから、残念。

 

とはいえ、バランスが破綻している訳ではないので、総合的には

良作の部類と思います。

コバンネコなど、ネコも活躍するのでネコ好きには嬉しいし。

1のエンディングではヤエちゃんが脱ぐという裏技もあるし。

 

中古価格を調べたら、1も2も箱説なしで1,500円前後。

2は1から順当進化してるのに値段が変わらないのは不思議。

個人的な感覚でいうと、1が300円、2が500円くらいが妥当。

 

大技林での点数は1が22.6点、2が22.2点(30.0点満点)。

人気シリーズということもあって高得点。