エストポリス伝記3部作の1作目。今回初プレイ。
際立った特徴の無い、無難で遊びやすいオーソドックスなRPG。
なお、残念ながら3作目は未発売の模様。
発売当時はストーリーが評価されていた作品だったと思うけど、
今プレイすると、こぢんまりとした印象が拭えない。
世界が滅びるかどうかの大事を、おつかいクエストの延長線で
割とあっさり解決したような感じ。
主人公達は比較的しっかりと描かれているものの、それ以外の
キャラや国の動向などの描かれ方が非常に薄味なせいかと。
あと、エンカウント率がやや高い。常識の範囲ではあるけど。
そのため、隅々まで探索する際に、逃げずに敵を倒していけば
自然とレベルが上がっていくので、終始サクサク進む。
ボス戦も補助魔法をしっかりと使えば、苦労しない。
この辺りも、作品全体のあっさりした印象に寄与している。
総じて、初心者向けのライトなRPGといった感じ。
難易度の高いダンジョンもないし。
シリーズ1作目としては正解なつくりだと思う。
装備に重さが設定されていたり、戦闘用のアイテムが豊富かつ
有用だったり、他のRPGと比べて面白いと感じる点もある。
BGMも曲数自体は多くないけど、良い感じ。
中古価格を調べたら、箱説ありで8,000円前後。高い。
個人的な感覚でいうと、1,500円くらいなら出しても良い。
ちなみに、ヘルプ機能があるので箱説なしでも困らない。
大技林での点数は22.7点。
超有名RPGと比べると低めだけど、それも含めて納得の点数。